18日(土)午後3時までの最高気温は、東京都心で28.8℃と7月上旬並みの気温を観測し、今年これまでで1番の暑さになっている。ただ、週明け20日(月)の最高気温は22℃と5月上旬並みの予想で、わずか3日間で約2か月分の気温変化になる見通し。気温の変化が大きくなるため、服装で上手に調節するなど体調管理に気を付けた方がいいだろう。

全国200地点以上で今年1番の暑さに

　18日(土)の日本付近は広い範囲が高気圧に覆われて、日差しに恵まれた所が多くなった。午後3時までの最高気温は、大分県日田市では32.6℃を観測。また、東京都心は28.8℃と7月上旬並みの気温を観測するなど、上記2地点を含む全国226地点で今年これまでで1番の暑さになっている。

19日(日)は北日本中心に30℃以上の真夏日に

　19日(日)昼間も北日本は高気圧に覆われて晴れる見込み。最高気温は、福島・山形などでは30℃と真夏日になる予想だ。引き続き、周囲と声を掛け合いながら水分補給を行い、室内では暑さを我慢せず適切に冷房を使用するなど熱中症対策を心掛けた方がいいだろう。

　一方で、九州から関東にかけては低気圧や前線の影響を受け、18日(土)より雲が広がりやすくなりそう。太平洋側を中心に雨の降る時間もあり、最高気温は前日より低くなる所が多くなりそうだ。季節を先取りする暑さはいったん落ち着く所が多い見込み。

週明け20日(月)は冷たい雨や風でヒンヤリ体感

　西日本や東日本の太平洋側では、週明け20日(月)にかけても低気圧や前線の影響で雨が降りやすい見通し。また、週明け20日(月)は南風から北風に変わるため、最高気温は東京都心・大阪・名古屋ともに22℃までしか上がらない予想。東京都心は5月上旬並みの気温で、18日(土)から週明け20日(月)にかけては約2か月分の気温変化になりそうだ。冷たい雨や風で、ヒンヤリした体感になる見通し。

　その後、21日(火)以降は再び25℃以上の夏日が続いて暑さが戻る予想。この先は気温の変化が大きくなるため、服装で上手に調節し、体調を崩さないよう気を付けた方がいいだろう。

（気象予報士・鈴木悠）