「山林で倒れている人がいる」と通報受け山に 警察官2人がクマに襲われけが 秋田・鹿角

秋田県鹿角市の山林で、男性警察官2人がクマに襲われました。2人は顔や両腕などにけがをしましたが、命に別状はないということです。

警察によりますと18日午後1時ごろ、秋田県鹿角市十和田大湯の発荷峠から南西に2キロほどの山林で、警察官2人がクマに襲われました。襲われたのは鹿角警察署地域課の40代男性巡査長と刑事生活安全課の20代男性巡査部長です。40代男性巡査長は両腕に、20代男性巡査部長は顔にけがをして、救急車で市内の病院に運ばれました。いずれも命に別状はないということです。

現場付近では、15日にタケノコ採りのために入山した青森県三戸町の60代の男性が行方不明になっていて、18日午前9時半ごろ山林の管理人から「山林で倒れている人がいる」と110番通報を受けて、2人は現場に向かっていたということです。
クマが現れた際、現場には警察官2人のほかに、消防署員5人と案内役の2人もいたということですが、それぞれ逃げるなどしてけがはありませんでした。
消防によりますと、現場付近で男性の遺体が発見されていて、行方不明となっていた男性の可能性があるということです。

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