南足柄の夫婦が「絵」担当 大谷翔平選手描いた絵本 南足柄市・大井町・松田町・山北町・開成町

吉成さん(左)と山田さん夫妻

メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手の少年期から現在までの軌跡を描いた絵本「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」(世界文化社)。その本には、市内在住のイラストレーターで絵本作家の山田花菜さんと、夫でデザイナーの吉成誠さんも携わっている。

本は今年3月に出版された。山田さんは絵を担当している。数々の作品を世に生み出している山田さんだが「野球」を描くことや、実在する人物を描くことは今回が初めてだったという。

絵本では「誰が見ても大谷選手だと一目で分かるように細部までこだった」と山田さん。また、野球のシーンは大谷選手らしさを出せるようと、試合中継などを見て研究したと振り返る。

南足柄市立図書館の1階児童図書コーナーでは、山田さんの作品を集めた特集展示を展開中。また、大谷選手が掲載された雑誌や児童書の貸し出しも行っている。

展示に合わせ、山田さんは「心がワクワクすることを見つけていって下さい。思ってもないびっくりすることが待ってるかもしれないよ」、デザイン面に携わった吉成さんは「自分が楽しめる夢をいっぱい描いてください」と子どもたちにそれぞれメッセージを寄せた。市は「ぜひ、図書館でご覧ください」と来館を呼び掛けている。

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