信夫山の魅力知って 福島市で6月12日に開園150周年記念文学講座 フリーライター菅野さんが作品紹介

信夫山にちなんだ文学講座をPRするチラシ

 福島市の信夫山開園150周年を記念した文学講座「文芸と音楽の森 信夫山」は6月12日午後1時30分から、市内のアオウゼで開かれる。信夫山にちなんだ文学作品や音楽に親しむ。

 信夫山の奥深い魅力を知ってもらおうとアオウゼが企画。市内のフリーライター菅野俊之さん(福島民報出版文化賞専門委員)が講師を務め、「伊勢物語」や正岡子規の紀行文「はて知らずの記」、宮沢賢治の短歌、川上弘美さんの小説「風花」など信夫山が登場する作品を解説する。

 児童文学作家の中川李枝子さんが少女時代の信夫山の思い出を描いた「さんぽ」(映画「となりのトトロ」テーマソング)を聴く。「福島小夜曲(セレナーデ)」(竹久夢二作詞、古関裕而作曲)、市内出身のシンガーソングライター水木ノアさんの「心の山よ、信夫山」も紹介する。

 参加無料で、21日から申し込みを受け付ける。定員は48人。申し込み、問い合わせはアオウゼへ。

(県北版)

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