宮田笙子がNHK杯3連覇 体操、パリ五輪代表に内定

パリ五輪代表のジャージを着てガッツポーズする宮田笙子=5月18日、群馬県高崎市の高崎アリーナ

 体操のパリ五輪代表最終選考会を兼ねるNHK杯は5月18日、群馬県の高崎アリーナで女子の2回目が行われ、福井県立鯖江高校出身の宮田笙子(順大)が初の五輪代表の座を射止めた。宮田は、持ち点となる4月の全日本選手権の得点と合わせて217.162点を獲得し、3年連続3度目の優勝を果たすとともに、上位4人などとする代表入りの条件を満たした。

 体操で福井県勢が五輪代表になるのは、日本がボイコットした1980年モスクワ五輪の日向(現竹内)由佳さん(武生高定時制出身)以来44年ぶり。

 宮田は得意の跳馬でユルチェンコ2回ひねりを決め、全体トップタイの14.300点をマーク。続く段違い平行棒も全体4位の13.733点を挙げた。平均台では全体3位の13.300点をマーク。最終種目の床運動は12.966点でまとめた。

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