ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズが現地5月17日、敵地でのシカゴ・カブス戦に先発登板。今季2度目のマウンドに立ち、メジャー初勝利を挙げた。
先発登板したスキーンズは、初回先頭から最速162キロの速球を武器に次々と三振を奪い、7者連続三振を達成するなど圧巻のピッチングを披露。6回(100球)を投げ、打者19人に対し、1四球を与えたものの、無安打、無失点、11奪三振と好投をみせ、今季初勝利をマークした。
試合終了後、MLB公式はX(旧ツイッター)を更新「本当にえげつない」と称賛し、MLB初勝利を飾った同試合の奪三振ショーを動画で振り返った。
MLB公式サイトでプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う『MLB Pipeline』も公式X(旧ツイッター)を通じて、「スキーンズはアメリカンリーグとナショナルリーグの歴史上、2度目のマウンドで、先発投手として6イニング以上ノーヒット、10奪三振以上を達成した初の選手だ」と綴り、両リーグでの記録達成を称えた。
さらに米スポーツ専門局『ESPN』のジェフ・パッサン記者も自身のXで、スキーンズのこの日の投球記録とともに「ピッツバーグには怪物がいる」と記し、驚きを示していた。
なお、この日パイレーツはカブス相手に9対3で勝利している。
構成●THE DIGEST編集部