アイドル名乗るロマンス詐欺を防ぐ ヤマダデンキの2人に感謝状 群馬県警高崎署

 交流サイト(SNS)を悪用したロマンス詐欺を未然に防いだとして、群馬県警高崎署(小菅博司署長)は17日、ヤマダデンキLABI1ライフセレクト高崎のフロア長、三輪知基さん(44)=写真右、派遣スタッフの黒田純さん(44)=同左=に感謝状を贈った。

 黒田さんは4月10日、電子マネーカード2万円分を求めて来店した耳の不自由な60代女性に応対。用途などを尋ねたところ、女性が示したSNSのメッセージの言葉遣いが不自然だったため詐欺を疑い、周囲に相談。三輪さんがさらに状況を確認し、110番通報した。

 同署によると、女性はSNSでアイドルグループのメンバーを名乗る人物に購入を促されていた。小菅署長は「瀬戸際で防いでいただき、本当にありがたい」と感謝した。

 黒田さんは「(詐欺の防止に)協力できて良かった」と話し、三輪さんは「だます行為が信じられない」と憤った。

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