大谷翔平、唯一出遅れた「9ポイント」 明暗を分ける6試合…巻き返しで狙う“3冠王”

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ブレーブスのオズナが41打点でトップ、大谷は32打点だが気になる試合数

■ドジャース 7ー3 レッズ(日本時間18日・ロサンゼルス)

ドジャースの大谷翔平投手が、打率と本塁打でメジャートップを走っている。17日(日本時間18日)に本拠地で行われたレッズ戦で3試合ぶり13号2ラン。この一発でブレーブスのマルセル・オズナを抜いてリーグ単独トップに立った。3冠王も狙える状況の中、唯一と言っていいほど引き離されているのが打点だ。

3回1死一塁で迎えた第2打席、対戦相手としては最多の4本塁打を放っている好相性のフランキー・モンタスを仕留めた。甘めに入ったフォーシームを捉えると、打球は逆方向へ伸びて左翼席にスタンドイン。打球速度104.5マイル(約168.2キロ)、飛距離368フィート(約112.2メートル)、角度28度だった。

好調を維持する中でも大きな話題になったのが、得点圏打率の低さだ。打率.358と比較すると、得点圏打率.234と物足りない。打点がなかなか伸びていない一因と考えても間違いないだろう。やはり打点トップを独走するマルセル・オズナ(ブレーブス)は得点圏打率.417。驚異的な勝負強さが際立っている。

41試合で41打点と、ちょうど試合数と同じ162打点ペースのオズナ。一方で、ここ4試合で1打点と開幕直後に比べるとやや失速気味だ。大谷は47試合で32打点のリーグ5位タイ。見かけ上は9打点差だが、ここから巻き返す上で気がかりなのが両チームの試合数の差だ。有利な6試合でオズナがどれだけ稼ぐかが明暗を分けそうだ。(Full-Count編集部)

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