春風亭一之輔&草彅剛、初対面で意気投合 “共通点”に盛り上がり「今日から友達」宣言

草彅剛(右)と春風亭一之輔

埼玉県春日部市の共通点

俳優の草彅剛が17日、落語家・春風亭一之輔がパーソナリティーを務めるラジオ番組『春風亭一之輔 あなたとハッピー!』(ニッポン放送、金曜午前8時)に生出演。初対面ながら2人のトークは盛り上がり、「今日から友達」宣言のもと、固い握手を交わした。

史に刻まれた古典落語の名作「柳田格之進」を白石和彌監督が完全映画化した草彅主演の時代劇映画『碁盤斬り』が同日、公開された。「柳田格之進」は誇り高い武士の生きざまを描いた人情噺で、一之輔も同作品を口演している。

ひと足早く映画を鑑賞している一之輔が、柳田格之進という人物について、草彅自身の性格との相違を聞くと、「全然違いますね。(演じているとき)イライラしました」と明かす草彅。「すごく実直で、曲がったことが大嫌い」と一之輔が役柄を言及すると、「でも、(格之進の役を)やっているうちに、僕の中にそういうものがないし、もしかすると現代に忘れ去られてるような、この格之進の貫き通す気持ちというのは大事なんじゃないかなと思えてきた」と語り、「そこからもう、このポスターの顔ですよ」と、同映画のポスタービジュアルで厳しい表情をしている経緯を明かした。

そして「ある男が言いました」として、伝えられた感想を次のように語った。「この映画は言葉の一言一言に重みがある。今、携帯とかテクノロジーが発達した時代だけど、この時代は携帯電話もないし、手紙を書いたりそこまで足を運んだりする。そういった意味では今この時代だからこそ見る映画なんじゃないかなと」。これが誰の発言なのかを一之輔が訊ねると、「香取慎吾くんが昨日言ってました。いい言葉だなと思ってジンとしちゃって」と明かした。

また、稲垣吾郎についても「『新しい剛の顔が見られる』と映画コラムですごく褒めていただいて」とうれしそうに語ると、「『碁盤斬り』を見ると新しい草彅さんがわかる」と、一之輔も同意した。

そして草彅が「ぜひ一之輔さんの『柳田格之進』を聴きたい」と熱望すると、一之輔は「やりますよ。1対1で」と即答。草彅が埼玉県春日部市出身であり、一之輔が埼玉県立春日部高校出身であるという共通点でも盛り上がると、初対面だった2人の距離はぐっと縮まり、「今日から僕たち、友達ということで」(一之輔)、「もちろんですよ!」(草彅)と言葉をかけあい固く握手を交わした。ENCOUNT編集部

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