児童特産のキュウリについて学ぶ 苗の植え付けを体験 「大きく育つように」/岡山・久米南町 

岡山県久米郡久米南町特産のキュウリについて学ぼうと、弓削小学校=久米南町下弓削=の3、4年生18人が17日、地元生産者に教わりながら苗の植え付けを体験した。

同町は県産キュウリで6割のシェアを誇る県内一の産地。特産の野菜に興味を持ってもらおうと、JA久米南キュウリ部会のメンバーが訪れ、児童に苗の植え方や育て方を指導した。

児童は「大きく育つように」と願いを込め、約20本の苗を畑の畝に丁寧に植えた。約1000本の収穫を目指して、水やりなどの管理を毎日行う。6月中旬には約20センチに育ったキュウリの収穫が始まり、品質の良いものはJAの選果場にも出荷する。

児童たちは「大きなキュウリがたくさんなってほしい」とにっこり。同校での栽培指導の14年目で志部健一部会長は「苗を育てることで喜びを感じ、久米南町の農業や農産物に関心を持ってもらえれば」と話していた。

苗を植える児童

© 津山朝日新聞社