投手・大谷に“強力すぎる”ライバル デビュー2戦目で敵なし…平均160キロの怪物21歳

カブス戦に登板したパイレーツのポール・スキーンズ【写真:ロイター】

パイレーツのスキーンズは、6回無安打無失点でメジャー初勝利を挙げた

■パイレーツ 9ー3 カブス(日本時間18日・シカゴ)

パイレーツのポール・スキーンズ投手は17日(日本時間18日)、敵地で行われたカブス戦に先発登板し、6回無安打無失点でメジャー初勝利を挙げた。試合開始から7者連続三振を奪うなど、11奪三振で無安打のまま降板。2023年ドラフト全体1位の怪物が、デビュー2戦目ですでに別格の雰囲気を醸し出している。

初回、先頭のトークマンを100.3マイル(161.4キロ)でファウルチップの三振に仕留めると、ハップを見逃し三振、ベリンジャーを空振り三振。2回はモレルとブッシュを空振り三振、マストロブオニから見逃し三振を奪った。3回先頭のマドリガルまで7者連続。平均球速は99.3マイル(約159.8キロ)だった。

ルイジアナ州立大では二刀流として活躍し、ドジャースの大谷翔平投手のメジャー初年度、エンゼルスでの本拠地初登板を見届けたほどの大ファン。デビュー前から10年に1人の逸材として注目を集め、メジャー初登板では球団最速となる101.9マイル(約164キロ)をマーク。噂をも上回る実力を発揮している。

新人王争いでは、カブスの今永昇太投手が8試合に登板して5勝負けなし、防御率0.96と先頭を走っている。しかし、スキーンズが予想よりも早くメジャー昇格したことで、強力なライバルになりそうだ。新人王に留まらず、サイ・ヤング賞争いにも関わってくる逸材。来季以降は、憧れの大谷との投げ合いにも注目だ。(Full-Count編集部)

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