きらびやかな時代絵巻 日光東照宮春季例大祭で千人武者行列

とちぎテレビ

日光東照宮で18日、春の例大祭のハイライト、江戸時代から続く伝統の「百物揃千人武者行列」が行われ、きらびやかな衣装に身を包んだ市民らが参道を練り歩きました。

「百物揃千人武者行列」は、徳川家康が亡くなった翌年の1617年、遺骨を静岡県の久能山から日光東照宮に移した際の行列を再現したとされ、毎年春と秋に行われています。

新型コロナの影響で4年ぶりに実施した去年は、規模を例年の半分ほどに縮小し、今年は5年ぶりにこれまでと同じ規模での開催となりました。

栃木県内全域で真夏のような暑さとなる中、鎧かぶと姿の武者や弓持ち、それに鉄砲持ちなどに扮した市民らおよそ1200人が日光二荒山神社から「御旅所」までの1キロあまりを厳かに練り歩きました。

行列の最後には徳川家康をまつった重さおよそ800キロの神輿など3基が登場。

勇壮な時代絵巻を一目見ようと参道の両脇を観衆が埋め、家内安全など願いを込めて賽銭を投げ入れたり、写真を撮ったりしていました。

今年は円安の影響もあってか、外国人観光客の姿も多くありました。

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