【スターダム】岩谷麻優が完敗…IWGP女子次期挑戦者に藤本つかさ指名「久しぶりに心が折れました」

岩谷麻優(手前)を見下ろす藤本つかさ(奥左)と中島安里紗

女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、次期挑戦者にアイスリボンの藤本つかさ(40)を電撃指名した。

18日の横浜武道館大会で岩谷と「シンデレラ・トーナメント」覇者の羽南の「アイコンタクト」は、藤本、シードリング・中島安里紗の「ベストフレンズ」と対戦。藤本が4月27日横浜BUNTAI大会を訪れたことで、途絶えていたスターダムとアイスリボンの交流が再開された。

だが、タッグ屋とて百戦錬磨のベストフレンズを相手に、アイコンタクトは苦しい展開が続いた。序盤は羽南がつかまり、岩谷も敵軍の猛攻にさらされた。それでも15分過ぎには岩谷のトペ・スイシーダと羽南のプランチャ同時発射で一矢を報いるが、ここから勝機をつかめない。

20分過ぎには藤本の日本海式竜巻原爆固めから中島のダイビングフットスタンプをくらった岩谷が戦線離脱に追い込まれると、残る羽南が藤本のたいようちゃん☆ボムで3カウントを奪われた。

試合後、涙目の岩谷は「ベストフレンズ、めちゃめちゃ強すぎるって。久しぶりに心が折れました…」と素直に藤本&中島をたたえた。だが、続けて「だから次、藤本つかさ、IWGPをかけて私と戦ってください」と訴えた。

藤本も「わかってるよ。岩谷麻優はこんなもんじゃないって。IWGP、ぜひやらせてください」と快諾。ただし「1つ条件があります。次、対戦する時はウチに乗り込んで来い!」と付け足した。

岩谷は2019年度の「プロレス大賞」女子プロレス大賞受賞者で、前年度の受賞者が藤本だった。これでV6戦での対戦が決定的となった岩谷は「あと中島安里紗、肋骨折れたわ。フットスタンプのせいでヤマいった。引退、先延ばしにしろよ」と8月に引退する中島に呼びかけ、腹部を押さえながらリングを後にした。

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