マカオ、カジノVIPルーム内で高利貸しの男女4人逮捕…警察官がパトロール中に発見

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

 マカオ司法警察局は5月17日、同月16日にコタイ地区のカジノ施設にあるVIPルームを対象に実施した防犯パトロールにおいて高利貸しに従事した中国人(中国本土居民)の男女4人を発見、逮捕したと発表。

 同局によれば、警察官がバカラのカジノテーブルを囲んでいた5人(男4人、女1人)の様子がおかしいことに気づき、男3人と女1人が高利貸しグループで、ゲームをプレイしていた男1人から利息を取っている可能性があるとみて職務質問を実施したとのことが発覚のきっかけとのこと。この際、テーブルの上には45万香港ドル(日本円換算:約898万円)分のチップがあったという。

 被害者は当日、上述の4人のうちの1人からゲームで勝った際にベット額の20%を利息として支払う条件で25万香港ドル(約499万円)を借りており、警察官が職務質問をかけるまでの間に利息として少なくとも10万香港ドル(約200万円)分のチップを取られていたことがわかった。

 同局では、捜査で得られた情報を総合的に判断し、高利貸しグループの4人をカジノ高利貸し罪で検察院送致するとした。

 これまでにも同局のパトロールをきっかけにしばしば同様の事件が発覚している。

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