春の関東学生トーナメント、男子は田中佑が3連覇、女子は鈴木渚左が初優勝! 共にダブルスも制し2冠達成!!

大学テニスのシーズンインを告げる「2024年関東学生テニストーナメント」が5月11日から有明テニスの森公園(江東区)などで開催。18日の最終日は会場を慶應義塾大学日吉コート(横浜市)に移し、各種目の決勝が行なわれた。

男子シングルスは2022年、23年と大会連覇を続けている第2シードの田中佑(筑波大学3年)が、今年も危なげなく決勝に進出。第3~4シードの高悠亜(日本大学3年)と対戦した。昨年の春・夏の関東学生で高をストレートで破っている田中は、今回は第1セットを6-4で奪った後、第2セットを1-6で落とし、フルセットに持ち込まれるが、最後は6-3で落ち着いて仕留め、2時間33分に及ぶ熱戦をものにした。

田中はこれで春の関東学生3連覇。昨年の夏も制しており、関東では負け知らずの強さを誇る。しかし不思議と全国では優勝に届かず、最高成績は昨年のインカレ室内の準優勝。今夏のインカレでは初タイトルなるか、注目したい。

なお男子ダブルス決勝でも、シングルスを戦った2人が対戦。田中/中村元(筑波大3年/4年)が、昨年の準優勝ペアである高/小泉煕毅(日大3年)を6-4、5-7、[13-11]の大激戦の末に下し、田中は2冠を獲得した。
女子シングルスは共に第3~4シードの沼野菜海(亜細亜大学4年)と鈴木渚左(明治大学4年)が決勝に進出し、昨年夏の関東学生決勝の再現となった。その時は沼野がストレート勝ちして頂点に立ったが、今回は鈴木がリベンジを果たす。

第1セットを6-1で奪った鈴木は、競り合いとなった第2セットも要所を押さえて7-5で連取。2時間4分で沼野を振り切り、初の学生主要タイトルを手にした。

鈴木は五十嵐唯愛(明大3年)と組んだ女子ダブルスでも決勝に進出。小畑莉音/平田葵(早稲田大学3年)を相手に6-4、6-0で快勝し、こちらも見事2冠を獲得している。

【関東学生トーナメント最終日試合結果】
◆男子シングルス決勝
田中佑(筑波大)〈2〉6-4 1-6 6-3 高悠亜(日本)〈3~4〉
◆女子シングルス決勝
鈴木渚左(明大)〈3~4〉6-1 7-5 沼野菜海(亜大)〈3~4〉
◆男子ダブルス決勝
田中佑/中村元(筑波大)〈5~8〉6-4 5-7 [13-11] 高悠亜/小泉煕毅(日大)〈2〉
◆女子ダブルス決勝
鈴木渚左/五十嵐唯愛(明大)〈5~8〉6-4 6-0 小畑莉音/平田葵(早大)〈5~8〉
※〈 〉内の数字はシード順位

構成●スマッシュ編集部

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