“がってん寿司”施設で「すし握り」にチャレンジ “渋沢栄一カレッジ”で貴重な経験、すし職人がコツを伝授 明かされた“がってん寿司”の戦略

握り方の説明を受けながらすし握りを体験する参加者ら=17日午後、寄居町内

 渋沢栄一の思想と精神を体現する企業を訪問し、実践の知恵を学ぼうと、埼玉県深谷市などが行う「渋沢栄一ひとづくりカレッジ」の講話・施設見学会「ジカギキ」(経営幹部からじかに聞く)が17日、「がってん寿司」などの飲食店を展開するアールディーシー(熊谷市、大島敏彦社長)で開かれた。

 参加した経営者ら約20人は、寄居町の同社研修施設で、すし握りを体験。握り方のコツなどをすし職人に教えてもらいながら、すし握りに挑戦した。その後は新入社員研修や外国人研修について説明を受け、質疑応答を通じて交流を深めていた。

 講話では、同社の轟裕司専務取締役が登壇。自社の社会的な存在価値を明文化し、その意義に従って会社経営を行う「パーパス経営」を軸に、グループの経営戦略や事業承継などを伝えた。

 同カレッジは深谷市と東京海上日動火災保険、チエノワ、埼玉新聞社の共催事業。

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