【ソフトバンク】近藤健介 逆転2ランで3連勝「少し緊張して打席に立った」

試合を決めた近藤

起死回生の一発だ。ソフトバンクは18日の西武戦(みずほペイペイ)に3―2で逆転勝ち。8回に近藤の6号2ランで試合をひっくり返し、3連勝を飾った。

1点を追う8回一死一塁、西武・松本が投じた初球の直球を鋭く振りぬいた。鷹ファンの待つ右翼スタンド席へ見事な放物線を描いた打球を見送りながら、近藤は右拳を握り締めた。2試合連発となる値千金の逆転弾。一振りで勝負を決める。まさに仕事人の面目躍如だ。

得点圏に走者を置いての第1打席、第2打席で打ち取られ、前の打席も併殺に倒れていた。「ここで打てなかったら本当にやばい。少し緊張して打席に立った」という。最高の結果となり「明日につながる一発になってよかった」と興奮気味に胸を張った。

そんな背番号3に小久保監督も最敬礼だ。「嫌な流れだったんですけど、近藤は1打席目レフトフライ、2打席目のライトフライも紙一重のところだったんで、最後ストレート一球で仕留めるところは、本当にさすがだなと思いましたね」と絶賛した。

中14日で先発した大津は6回3安打2失点と粘投。2回に若林に逆転2ランを被弾したが、その後は追加点を許さなかった投手陣の踏ん張りも光った。

これで貯金は今季最多の16にまで伸び、2位の日本ハムに5差をつける独走状態だ。

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