【移籍】日本代表DF伊藤洋輝にリバプール、バルセロナからオファーがあれば…。シュツットガルト地元メディアが去就予測

来季CL出場へ、一方でクラブの財政面は今なお課題。

ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトに所属する日本代表DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)が“掘り出し物”のタレントとして、この夏の移籍マーケットで注目を集めるか――。

昨季の残留争いしていたチームが一転、現在3位で今日の最終節で板倉滉の所属するボルシア・メンヒェングラートバッハに勝利を収めバイエルン・ミュンヘンが敗れると、2位に食い込むことができる。

ブンデスリーガの中で最も若い年齢構成で、その勢いもハマり、加えてエースストライカーであるフランス代表FWセール・ギラシが27試合・26得点と爆発。来季のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得した。

伊藤はリーグ25試合・2得点を記録。左サイドバックと左ストッパーに対応し、左足から短いステップで放てる長距離フィードはチームの一つの武器となっている。

そうしたなかシュツットガルトの地元メディア『ZVW』は5月17日、上位進出を果たせたもののシュツットガルトは財政難に喘いでおり、伊藤クラスの選手を放出する可能性がある、むしろタイミングが合えば積極的に売却すべきだという論評を掲載した。

とはいえ、中心選手となってCL出場権を獲得できたのは、そのキャリアでも大きな出来事である。クラブも大きな収益を得られるので、基本的には、伊藤残留が必然の流れだと予想。しかし「(今季途中まで所属した前シュツットガルトの)遠藤航の移籍したリバプールFC、あるいはFCバルセロナのようなクラブからオファーがあれば、シュツットガルトが引き留めるのは難しいだろう。もちろん伊藤がVfBを嫌いでなければ」と、メガクラブからオファーがあればそちらが優先されるのは当然と見ている。

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「伊藤洋輝が退団か? それは日本人との最後を意味する」と、やや配慮に欠けるタイトルではある(原口元気も退団決定的、セカンドチームにチェイス・アンリがいるが4部相当でプレー)。ただ、188センチある25歳のディフェンダーが急激にヨーロッパで評価を高めているのは事実だ。あるいはCLの情勢が見えたあと……冬のマーケットで、再び注目を集めるか!?

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