【スターダム】安納サオリがワンダー王座V3 なつぽいには「もう少し待っててくれる?」

ジャパニーズオーシャン・スープレックスで壮麗亜美(上)を仕留めた安納サオリ

女子プロレス「スターダム」のワンダー王座戦(18日、横浜武道館)は、王者の安納サオリ(33)が壮麗亜美(27)を退け、3度目の防衛に成功した。

パワーで上回る挑戦者に終始、苦戦を強いられた。序盤から馬乗り状態でのエルボー、アルゼンチンバックブリーカーを決められ、動きを止められた。さらに覚醒した挑戦者の強烈な張り手で意識がもうろう。何とか延髄斬り、ミサイルキックで応戦するが、2発目をかわされると逆エビ固めに捕獲され、スタミナを奪われた。

それでも目だけは死んでいなかった。23分過ぎ、ラリアートをかわした王者は飛龍原爆固めを発射。さらに最後の力を振り絞り、スピンキックからトラースキックを浴びせる。最後はジャパニーズオーシャン・スープレックスホールドで24分33秒の激闘を制した。

試合後はマイクを握り「壮麗、お前強すぎ。これからも空気読まずにいけよ。お前はそのまま進め」と挑戦者をたたえた。さらに実況席の盟友・なつぽいをリングに呼び出し「もう少し待っててくれる? きっとなつみも、今じゃないと思ってない?」と呼びかける。

なつぽいがうなずくと、2人は指切りして約束。安納は「私もそろそろ、このベルトとともに動き出すかな」と意味深な言葉を残し、バックステージを後にした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社