県立岐阜商は競り勝ち 市立岐阜商はサヨナラ負け 春季東海地区高校野球大会

完投した県岐阜商の森投手=18日午前10時ごろ、岐阜市長良福光、長良川球場

  第71回春季東海地区高等学校野球大会は18日、岐阜県内の2球場で開幕し県立岐阜商業高校は静岡県の静岡高校に2対1で競り勝ち、市立岐阜商業高校は三重県の津田学園高校に6対7で敗れ初戦敗退となりました。

  県立岐阜商業は初回、先発の森が静岡の3番中野にホームランを浴び先制を許します。一点を追う県岐阜商は6回表、1アウト1・3塁から、一塁ランナーが盗塁。相手のエラーを誘い、同点とします。さらに、1アウトから5番大東が犠牲フライを放ち逆転に成功。先発の森は最後まで粘りの投球をみせ完投し県岐阜商が2対1で静岡を下し準決勝進出を決めました。

  市立岐阜商業対三重・津田学園の試合は1回表、市岐商が2アウト2塁から4番横山のレフトオーバーのタイムリー2ベースで、先制します。

  しかし、市岐阜商先発平塚は立ち上がり、制球が定まらず、6つの四死球を与えてしまい、暴投や2つの押し出しで3点を奪われ、ノーヒットで逆転を許します。

  さらに、3回、先頭の内野安打から2アウト満塁のピンチを迎えると、9番岡にレフト前に運ばれ、2点を追加され、点差を広げられます。

  その後、市岐阜商は8番杉山のタイムリーなどで小刻みに点を重ね、1点ビハインドで迎えた9回、平塚のホームランでついに同点に追いつきます。

  逆転への期待が高まりましたが、その裏、2アウト1、3塁からタイムリーを許し、6対7でサヨナラ負けを喫しました。

  19日、長良川球場で県立岐阜商業は三重県の菰野高校と対戦します。

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