日本旅行に行きたい娘のまさかの要求に親ビックリ―台湾メディア

台湾メディアの民視新聞網は15日、娘が卒業旅行で日本に行きたいと言い出した親の「悩み」について報じた。資料写真。

台湾メディアの民視新聞網は15日、娘が卒業旅行で日本に行きたいと言い出した親の「悩み」について報じた。

台湾人にとって日本は人気の旅行先で、それは学生時代の一番の楽しみである「卒業旅行」でも例外ではないようだ。記事によると、このほど台湾のSNS・Dcardで高校生の娘の親だというユーザーが悩みを打ち明けた。娘は以前、学校から卒業旅行の日程表を渡されたものの気に入らなかったことから、(学校の卒業旅行には参加せず)親しい友人たちと旅行に行きたいと希望し、投稿主も深く考えずに快諾した。

ところが、最近になって娘から「日本旅行に行く」と聞かされ、「友達とは数カ月前から約束して計画していた。これから航空券とホテルを予約する」として6万台湾ドル(約30万円)を出してほしいと言われた。驚いた投稿主は、その場で了承しなかったという。

投稿主は「(娘は)学校の卒業旅行に行かないことを選んだのだから、それと同程度の費用で行き先を決めるべき。あるいは、友人たちとすべてを決めた後でお金をせびるのではなく、事前にどこに行くかを(自分に)相談しておくべき」との考えを述べた。娘は「前に良いと言ってくれた。今になって断ったら友人との関係にひびが入るし、どちらの卒業旅行にも行けなくなる」と非常に不機嫌になったそうだ。

投稿主は「行かせなかったらかわいそう。ただ、娘の態度もひどい」と悩んでいるとのことで、他のユーザーにどうすればいいかを尋ねた。この投稿には「こういうずるい手を使う子は少しもかわいくない」「そんなに大金が必要なら事前に親に伝えておくべき。全く受け入れられない」「6万は高いと思う。夏休みは確かに安くはないけど、格安航空会社(LCC)を使うこともできる」「ツアーなら3泊4日で3万台湾ドル(約15万円)くらい。6万は高すぎ」「クラスの一番裕福なメンバーと行くんじゃないか。親っていうのは大変だな」といったコメントが寄せられたという。

投稿主はその後、娘から事前に話せなかった理由や旅行の日程に関する詳細な説明を受けたことを明かし、話し合って「適切な方法」を模索することで合意したと報告した。(翻訳・編集/北田)

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