おいしいトマトを見分ける「スターマーク」って知ってる?スーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツを野菜のプロが解説!

トマトは夏野菜のイメージが強いですが、じつは本来の旬は、春〜初夏なのだそう。

今回は、スーパーでおいしいトマトの見分けるコツを、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに教えてもらいました。

トマトの旬は春〜初夏

トマトは、南米のアンデス高原が原産の野菜。たっぷりの日差しを好みますが、暑さにはそこまで強くありません。

現在はハウス栽培の技術も定着し、年間とおして安定的に栽培されるようになりましたが、春〜初夏にかけての気候の安定している時期に旬を迎えます。

フレッシュなサラダでだけでなく、加熱すればジューシーで旨みも味わえるトマトは、さまざまな料理に使えて、常備野菜の代表でもありますよね。

スーパーでおいしいトマトを見分けるときには、3つのポイントをチェックします。

おいしいトマトの見分け方

ハリツヤがある

まずチェックするのは、全体のハリとツヤ。

新鮮なトマトは皮にハリがあり、ツヤツヤしています。収穫から時間が経つと、シワができたりくすんできたりするので、ハリとツヤは大切なチェックポイントです。

手に取れるときには、表面だけでなくまわして全体の状態を確認するとよいでしょう。

ヘタの緑色が濃い

ヘタの色も鮮度の目安になります。濃い緑色をしているものが鮮度がよいもの。黒ずんでいたり、枯れたりしているものは収穫から時間が経っていることが考えられます。

ヘタがピンとしている方がおいしいとされていますが、トマトは輸送時にヘタを下向きにするため、ヘタが折れることがあります。そのため、形状だけでは判断がむずかしく、色を目安にするのがおすすめです。

スターマークがある

「スターマーク」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?トマトのおしり部分に放射状に浮き出るうすい線のことを、「スターマーク」と呼びます。

「スターマーク」があるトマトは、しっかり熟しているサイン。甘みや旨みが濃いトマトである証です。「スターマーク」がないと完熟していないということではありませんが、トマト自身がおいしくなっていることを教えてくれるマークなので、ぜひ「スターマーク」のあるトマトを選んでください。

旬のトマトをおいしく味わおう

赤い色で、料理の彩りになるトマト。濃い色のものがおいしいそうと思うかもしれませんが、トマトは赤系の品種とピンク系の品種に分かれます。

ピンク系の品種は、完熟していても真っ赤にはならないため、色づきだけでは見分けにくいということも、覚えておくとよいでしょう。

旬のおいしさを、存分に味わってくださいね。

■執筆/小島香住さん…野菜や果物の専門的な知識をもち発信する野菜ソムリエプロ。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおいしく食べてキレイに健康に過ごすための情報を発信している。インスタグラムは@kasumiii.mm。

編集/サンキュ!編集部

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