主役ロイスが1G1Aでホーム最終戦飾る! 4発快勝ドルトムントがCL決勝へ大きな弾み【ブンデスリーガ】

[写真:Getty Images]

ブンデスリーガ最終節、ドルトムントvsダルムシュタットが18日にジグナル・イドゥナ・パルクで行われ、ホームのドルトムントが4-0で勝利した。

6月1日にレアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝を控えるドルトムント。すでに5位を確定させて来季CL出場権を確保した中、ホーム開催の今季リーグ最終戦ではCLファイナルへ弾みを付けるべく、最下位での降格が確定したダルムシュタット相手に大勝を狙った。

テルジッチ監督は主力温存で大敗したマインツ戦からシュロッターベック、ロイスを除く先発9人を変更。フンメルスやジャン、サンチョ、フュルクルクといった主力が復帰。なお、今季限りで退団のロイスはこれが正真正銘のホームラストマッチとなった。

立ち上がりから左のアデイェミのスピードを活かして押し込むドルトムントは、この日の主役に序盤から見せ場が訪れる。

まずは7分、アデイェミの仕掛けで得たボックス左付近のFKの場面でロイスが直接狙うが、これはわずかに枠の右。さらに、直後の11分には右サイドを突破したサンチョからのグラウンダーの折り返しを、再びロイスがシュートに持ち込むが、右足シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

時間の経過と共に試合はやや膠着状態に陥ったが、やはりBVBの千両役者が決定的な仕事を果たす。30分、ザビッツァーの強烈なミドルシュートがクロスバーを叩くと、このこぼれ球を繋ぎボックス手前左でロイスの丁寧な落としに反応したマートセンの抑えの利いた左足の対角シュートがゴール右隅に突き刺さった。

さらに、38分にはペナルティアーク左で自ら得たFKをロイスが直接狙うと、壁のギリギリ上を越えたシュートがゴール左隅に突き刺さり、背番号11が愛する本拠地での最後のゴールを決めた。

ロイスの1ゴール1アシストの活躍によって2点リードで試合を折り返したドルトムント。後半も押し込む展開が続くと、56分にはボックス手前の好位置で得たFKでロイスに見せ場が訪れるが、ゴール左隅を狙ったシュートはわずかに枠を外れる。

61分にはフュルクルク、アデイェミを下げてブラント、マレンを同時投入すると、この交代策が決定的な3点目をもたらす。72分、左サイドでサンチョの浮き球パスに反応したブラントがDFを引き離してボックス内に侵入。最後は左足の正確なシュートを流し込んだ。

その後、81分にはこの日の主役ロイスがエンメチャとの交代でピッチを後に。ドルトムントの選手だけでなくダルムシュタットの選手も花道を作り、ドルトムントのレジェンドのこれまでの献身を称えた。

さらに、試合終了間際の88分にマレンのゴールでトドメの4点目を挙げたドルトムントは、今季のホーム最終戦を快勝で飾り、聖地ウェンブリーでの大一番に向けて大きな弾みを付けた。

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