『THE SECOND』2代目王者はガクテンソク!決勝の舞台そでには金属バットとラフ次元が集結「ひとりにするはずない」とエール

“結成16年以上”の漫才師たちが渾身のネタでしのぎを削る、漫才賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』の2代目王者にガクテンソク(奥田修二さん・よじょうさん)が輝きました。

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5月18日に開催された『THE SECOND~漫才トーナメント~』のファイナリストは、タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元の8組。

ザ・パンチとの決勝戦を制し、大会史上最高得点で優勝したガクテンソクには賞金1000万円とトロフィー、副賞が贈られました。

「『THE SECOND』は中距離走、息継ぎをどこに入れるか」

トロフィーを掲げて満面の笑みで優勝者会見場に現れた2人は、「まだ全然実感がなくて、あと2本ネタをせないかんようなテンションです」(奥田)、「優勝したらこんなにLINEが来るんやなって。300くらいきてました」(よじょう)と、興奮冷めやらぬ様子でコメント。

決勝までの3本のネタはあらかじめ決めずに、「ネタとネタの間にしゃべって決めていた」そうで、4時間にもおよぶ戦いの時間は「体感としてはあっという間だった」と明かしました。

優勝し、まずは両親に喜びの電話をしたという奥田さんに対し、よじょうさんは「自分の両親はたぶん寝ていると思います。奥さんからは『祝』の一文字だけスタンプが送られてきました。ダイアンの津田さんから祝勝会しようなと連絡が来ましたが『100万くれ』って」と答えて笑いを誘いました。

優勝賞金の1000万円について聞かれた奥田さんが「お金のこととか本当に考えていなかった。1番になりたいよなぁ…みたいな」と心情を語ると、よじょうさんも同意し「まさか本当に取れるとは思わなかったので」と笑顔を見せます。

『M-1グランプリ』で思うような結果が出せず、これまでに解散も考えたこともあるという2人。『THE SECOND』という大会について聞かれると、「『M-1』みたいにギスギスしていない」と奥田さんはまず笑いを挟んでから、「コアなお笑いファン、スタッフさん、通な人に見ていただいている」と大会の印象を語り、4分という時間制限のある『M-1』を“短距離走”に、6分の『THE SECOND』を“中距離走”に例えて「6分って絶妙に面白い。どこに息継ぎを入れるのかが楽しい」と笑顔を見せました。

決勝戦の前には舞台そでに、第1試合、第2試合をそれぞれ戦った、金属バットとラフ次元が集まってきてくれたそうで、金属バットの友保隼平さんからは「ひとりにするはずないでしょ」と熱いエールを送られたという“大阪吉本の絆”の強さがうかがい知れるエピソードを明かす場面も。

番組のエンディングでは「漫才やめません!」と叫んだ奥田さん。「漫才で何者かになれたときにやめよう」「じゃあ続けましょう」と、結成18年で掴んだ栄光。今後の目標を聞かれると、「劇場でトリを務めてみたい」と、“漫才愛”に目を輝かせていました。

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