予選2番手のピアストリにペナルティ。マグヌッセンへの妨害で決勝3グリッド降格/F1第7戦

 5月18日にイモラ・サーキットで行われた2024年F1第7戦エミリア・ロマーニャGPの予選を2番手で終えたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に対し、Q1でケビン・マグヌッセン(ハース)を妨害したとして、決勝での3グリッド降格ペナルティが科された。

 問題となったのは、エミリア・ロマーニャGP予選Q1セッションのタンブレロコーナーで、アタックラップに入っていたマグヌッセンの前をアウトラップのピアストリが走行し、マグヌッセンがアタックを止めてしまった場面。

 予選終了後、レーススチュワード(審査委員会)は両ドライバーおよびチーム代表から話を聞いたうえで、テレメトリーデータやオンボードカメラ映像などを確認。最終的にピアストリがマグヌッセンを「不必要に妨害した」と判断し、決勝での3グリッド降格ペナルティを科した。

 スチュワードは「コースレイアウトの影響でマグヌッセンを確認することができなかった」というピアストリの主張を受け入れたものの、マクラーレンF1チームは無線でマグヌッセンの接近を知らせておらず、両車には約140km/hの速度差があることを確認した。

「特に予選Q1では、遅いクルマのトラフィック・マネージメントはチームとドライバーにとって非常に重要な部分だ。今回の場合は、十分な警告の欠如が“不必要な妨害”を引き起こしたと判断する」とスチュワード。

 この結果、ピアストリには3グリッド降格ペナルティが科され、ランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と並ぶ2番手、シャルル・ルクレールとカルロス・サインツのフェラーリ2台がセカンドロウの3番手、4番手に繰り上がり、ピアストリは5番グリッドから決勝をスタートすることになる。

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