【カーリング】ロコ・ソラーレ吉田夕梨花 〝五輪選手〟新浜立也との結婚で期待される〝相乗効果〟

結婚を発表した吉田夕梨花

〝幸せ〟の連鎖がもたす効果とは――。カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)でリードを務める吉田夕梨花(30)が18日、スピードスケート男子で北京五輪代表の新浜立也(27=高崎健康福祉大職)と結婚したと発表。所属事務所によると、15日に入籍したという。

代表理事を務める本橋麻里氏(37)、姉でサードの吉田知那美(32)に続き、再びLSに吉報が飛び込んできた。吉田夕は「良い時も苦しい時も力を合わせて支え合いながら歩んでいけたらと思っております。まだまだ未熟な点も多々あると思いますが、温かく見守っていただければ幸いです」などとコメントを寄せた。

かねて本橋氏はカーリングが息の長いスポーツだからこそ「長いスパンで競技と向き合える環境をつくっていけるか」との思いを抱いていた。世界のトップで戦う女性アスリートが結婚に二の足を踏むケースもあるが、個人の生活も尊重。それだけに、カーリング関係者は「麻里さんも知那美さんも結婚しているし、夕梨花さんも結婚しやすい土壌があったのでは。日本でトップクラスのチームで2人(吉田姉妹)も結婚しているのはなかなかないと思う。やっぱり麻里さんの存在は大きいのでは」と指摘した。

プライベートの充実はLSにとっても大きなプラスになりそうだ。お相手の新浜は2年後のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪でメダル獲得を目指すトップアスリート。北京五輪では不完全燃焼に終わっただけに、人一倍リベンジに燃えている。だからこそ、別のカーリング関係者は「ミラノを目指しているアスリート同士で、お互いを高め合っていけるのでは」と期待を寄せた。

ともに遠征が多く、今後も多拠点生活で愛を育む2人。果たしてどんな未来が待っているのだろうか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社