【WWE】ランディ・オートンがタマ・トンガと初激突へ! 女子Tではジェイド・カーギルまさかの敗退

ザ・ブラッドラインに宣戦布告するランディ・オートン(©WWE)

WWE・スマックダウン(17日=日本時間18日、フロリダ州ジャクソンビル)で、男女トーナメントの4強が出そろった。

男子「キング・オブ・ザ・リング」と女子「クイーン・オブ・ザ・リング」の決勝は、次回PLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=同26日、サウジアラビア・ジッダ)で行われる。王と女王の座をトーナメント戦で争う中、男子準々決勝で圧倒的な存在感を示したのが〝毒蛇〟ランディ・オートンだ。

NXTからスマックダウンに昇格したカーメロ・ヘイズと対戦。スピード感あふれるヘイズの攻撃に苦しめられながらも、最後はロープ2段目から飛んできた相手にカウンターのRKOをくらわせて3カウントを奪った。ドンピシャのタイミングで放たれた必殺技は、もはや〝神業〟の領域だ。

次週スマックダウン(ジッダ)の準決勝では、準々決勝でLAナイトを下した元新日本プロレスのタマ・トンガとの初対決が決定。タマはオートン必殺のRKOと同型の、飛びつき式ネックブリーカー「ガン・スタン」を得意技にしており、注目の必殺技対決にもなった。

タマは弟のタンガ・ロアとともに「ザ・ブラッドライン」の一員となったが、オートンは負傷欠場前からブラッドラインと抗争を繰り広げてきた。この日もマイクで「タマ、来週のサウジ大会でお前のケツを蹴り上げてやる。そしてスポーツエンターテインメント界で最も危険な3文字、RKOをぶち込んでやる!」とRKO葬を予告した。

女子準々決勝は、V候補でWWE女子タッグ王者のビアンカ・ベレアが、ティファニー・ストラットンと激突。新星ティファニーの猛攻に左ヒザを痛めるアクシデントもあって大苦戦したが、最後はティファニーの3段飛び月面弾「プリティストムーンサルトエバー」を決めさせず、KODで叩きつけて準決勝に駒を進めた。

一方でタッグ王者のパートナーで元AEWのジェイド・カーギルは巨体のナイア・ジャックスと場外乱闘となったが、ナイアからイスを奪って振り下ろしてしまい、まさかの反則負け。観客席最前列で「マミー! マミー!」と絶叫するまな娘に勝利を届けられなかった。

これで次週サウジ大会の準決勝は、ビアンカ vs ナイアに。勝者がPLEサウジ決戦の決勝で、イヨ・スカイ vs ライラ・ヴァルキュリアの勝者とクイーンの座を争う。これまでの実績と実力ではイヨ vs ビアンカの決勝対決の可能性が高いが、果たして…。

この日のスマックダウンでは「ABEMA」にて放送された。

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