神社に「珍客」さい銭箱の横に…子どものフクロウたたずむ ご祈祷中も逃げる様子なし

島根県雲南市の神社で、ある変わった動物がお参りに訪れている様子を視聴者のカメラがとらえました。

こちら、視聴者から届いた映像。拝殿の入り口にたたずむのは、灰色のフクロウです。

今月4日、雲南市にある神社で撮影されたもので、撮影者によると体長はおよそ30センチ、ふわふわの毛を持つ子どものフクロウだったということです。

そして、撮影時には拝殿でご祈祷が行われていたそうですが、フクロウが逃げる様子はなく、参拝者がほほえましく見守る様子が見られたということです。

撮影者の男性は「不苦労ともいわれる幸運のフクロウと神社で出会えて嬉しい」と話していました。

米子水鳥公園によりますと、この時期はフクロウの巣立ちの頃で、まだ十分に飛べない子どものフクロウが、巣穴の下などに落ちている様子が時々見られるとのこと。

米子水鳥公園 桐原佳介 統括指導員
「フクロウは、まだ充分に飛べないうちから巣を出ます。その際に、巣穴の下に墜落していることが時々あり、それを見つけた人が心配して、拾って保護される事例が多いのですが、放っておけばヒナはまた自分で木によじ登るので、拾うべきではありません。
ヒナに近づくと、親鳥に襲われる可能性もあります。ヒナは木から落ちても自分で樹上に戻り、親鳥から餌をもらって成長していきます。」

拾ったり、近づきすぎたりはせず、そっと見守ってほしいということです。

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