アプリで知り合った女性の裸を置き時計で盗撮…57歳マッチング男のマヌケな手口

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シャワーを終えて部屋に戻ると、男のスマホが作動中。不審に思い、画面をのぞくと、入れ替わりでユニットバスに入った男が歯を磨く姿が映っていた──。

マッチングアプリで知り合った女性の裸をマイクロカメラ付きの置き時計で盗撮したとして、東京都目黒区の映像配信会社社員、山口一弥容疑者(57)が17日、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで兵庫県警尼崎南署に逮捕された。山口容疑者はカメラ内蔵の置き時計とスマホを連動させ、盗撮画像を保存していた。

山口容疑者は16日午後4時36分、被害に遭った女性(21)と尼崎市のビジネスホテルにチェックインした。女性と会うのは2回目だった。部屋で数時間過ごした後、女性が先にシャワーを浴び、続いて山口容疑者がユニットバスへ。女性がふと裏返しの状態で置いてあった山口容疑者のスマホに目をやると、ロックはかかっておらず、画面が光っていた。スマホを手に取ると、そこには洗面台に向かって歯を磨く山口容疑者の姿が……。

女性はすぐにユニットバスの扉を開け、置き時計の前に立った。スマホの画面に自分の姿が映ったため、保存された動画をチェック。自分が脱衣している動画が残されていたことから、ホテルのフロントに「盗撮されました」と伝え、午後9時24分、110番通報した。

■証拠隠滅を図る

「駆け付けた署員が男に任意同行を求めたが、なかなか応じなかった。その間、男はスマホを隠したか、どこかに捨てて証拠隠滅を図った。説得の上、署に同行して逮捕したのは、早朝5時。スマホを押収できず、盗撮画像は確認できなかったが、被害女性が男のスマホに保存されていた動画を再生した画面を自分のスマホで撮影していて、それが証拠になった。男は入室後、女性に分からないように置き時計を設置していたが、女性はビジネスホテルのユニットバスに時計が置いてあるのを見て、おかしいなと思っていたそうです」(捜査事情通)

山口容疑者は調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めているという。

盗撮男はすぐそばで音を立ててシャワーを浴びる女性をスマホの画面越しに眺めながら、興奮していたのだろうか。

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