DeNA・中川颯の野手顔負けの豪快弾に仁志敏久氏「次の打席もそのまま打っても良かったかなとちょっと思いますね」

◆ 仁志氏「僕もびっくりしました」

DeNAが中日に3-2で勝利。昨日に続いての1点差ゲームを制し、このカード勝ち越しを決めた。この日は今年から加入した中川颯の投打にわたる活躍が光った。

先発としてマウンドに上った中川は、初回のピンチを切り抜け波に乗ると、2回の第1打席で中日先発の松葉貴大の初球のカーブを強振。打球はライトスタンドへ一直線となるプロ入り1号2ランとなり、ゲームを優位に進めると、ピッチングでも中日打線を翻弄。6回2失点のQSで勝利投手の権利を持ったままお役御免となった。その後は伊勢大夢、山﨑康晃、森原康平のリレーで1点差を守り切り、中川は地元横浜スタジアムで嬉しい初勝利を手に入れた。

18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した仁志敏久氏は、まず本業の投球に「ピッチングは非常に良かった」と評価しつつ、ホームランに関しては「正直、僕もびっくりしました。打った瞬間、あれ?これ誰がこの打順入ってたっけっていう風に思ったぐらい、野手が入ってるように見えたんですよね。よく見たら中川だったんですよ」と野手顔負けのバッティングに驚きの表情。また「よく考えると次の打席でバントだったんですけど、そのまま打ってもよかったかなってちょっと思いますよね」と送りバントのサインがもったいなかったと思うほどの打球だったと振り返った。

もう一人の解説者・江本孟紀氏は「大体ねバッティングのいい人、バッティングの好きな人は右投げ左打ちやるんですよ。このバッターはね、もうバッターだね」とピッチャーの打撃ではないと言い切った。

高校時代はエースで4番、通算ホームラン数26本を誇った中川颯。この先はピッチングだけでなく、バッティングにも注目が集まりそうだ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

【動画】野手顔負けの豪快弾…!/5月18日:DeNA-中日の打撃ハイライト

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