松井幸則レフェリーがくいしんぼう仮面と菊タローをKO!5・19大阪・住吉で30周年記念大会開催

DDTプロレスが5月18日、東京・渋谷区のAbemaTowersで『ドラマティック・ドリームズ!Vol.11 ~松井幸則レフェリー30周年記念大会・おもしろき 四角いこの世を おもしろく~』(19日、大阪・錦秀会住吉区民センター)に向け記者会見を行った。トリプルメインイベントの一つであるスペシャルシングルマッチに出場する、くいしんぼう仮面と菊タローが主催者の松井幸則レフェリーにKOされる抱腹絶倒の事態になった。

くいしんぼうと菊タローは大阪プロレス時代から迷勝負を繰り広げてきた間柄で、当時、同団体で両者の試合を裁いていた松井レフェリーとは切っても切れない関係だ。

冒頭、くいしんぼうは「松井レフェリー30周年おめでとうございます。私も30周年、菊タローも30周年、合わせて90周年。僕の30周年のすべてをぶつけるような試合をします。すべてを出し切るつもりで試合をしようと思います」と大マジメに話した。

菊タローは山本小鉄さんのモノマネで「最初まっちゃんに会ったとき、練習生だったでしょ。いつの間にかレフェリーになったんですね。リング上は40℃超えるでしょ。我々ヒザとか爆弾抱えてますけど、それを感じさせないファイトを見せます。松井レフェリーの記念試合ですから、30分はやりたい。プロモーター、延長料金かかるでしょ。ざまーみろ」とマジメに話すのかと思いきや笑いを誘った。

自身の30年を延々と振り返った菊タローは「今やサイバーエージェントさんの子会社の社員様ですか。我らは今でも泥水すすって頑張っとるのや。大企業の傘の下でぬくぬくと頑張ってますね。ええね。もっと呼んでくれてもいいんじゃない!」と松井レフェリーを挑発。さらに松井レフェリーの足元に突っ込みを入れ、ワイシャツにネクタイ姿なのにサンダル履きであることを糾弾。続けて、「焼き肉のケータリングを用意しろ! (新幹線の)グリーン車用意しろ!」と言いたい放題。松井レフェリーと2人が口論になり、くいしんぼうが蹴りを入れると、松井レフェリーがラリアットで2人まとめて吹っ飛ばしてKOした。試合もさることながら、2人と松井レフェリーの掛け合いにも注目されるところ。

なお、30周年記念興行開催にあたって、プロデューサーの松井レフェリーは「これだけ長くレフェリーをしていますと、関係する人、周年大会に出ていただきたい人がたくさん出てくるもので。全12試合、60人近い選手が参戦してくれる形になります。DDTの未来を背負う人たち、大阪地区の未来を背負う人たちという試合。男色ディーノ、(スーパー)ササダンゴ・マシン、平田(一喜)たちのおそらく狂った試合。時間差タッグバトルロイヤルには7チーム14選手が参戦。異色を放つ異種格闘技戦。自分が辞める直前の大阪プロレスにいた人たちを集めた、あのときの大阪プロレスの6人タッグ。ヘビー級の体、心を持った人たちの6人タッグ。ディック東郷選手とその門下生が集まったタッグマッチ。トリプルメインイベントとして、上野勇希、樋口和貞、MAO、遠藤哲哉という今のDDTを背負う人たちを集めた、おそらくDDTの誇りをかけて戦ってもらえるだろうタッグマッチ。そういうラインナップになっています」と大会の見どころを語った。

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