売り出し中の21歳・竹田麗央が「我慢の1日」に示した成長 ショット修正で6度目の最終日最終組

ブリヂストンレディス第3日に出場した竹田麗央【写真:Getty Images】

ブリヂストンレディス第3日

女子ゴルフの国内ツアー・ブリヂストンレディスは18日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6731ヤード、パー72)で第3日が行われた。首位で出たツアー通算2勝の竹田麗央(りお・ヤマエグループHD)は2バーディー、2ボギーのイーブンパーで回り、通算10アンダーで2位。序盤はドライバーショットが乱れたが修正し、優勝争いに踏みとどまった。21歳は勝てば4日間大会では初V。11アンダーで単独首位の河本結(RICOH)を1打差で追いかける。

修正力を発揮し、なんとか踏ん張った。竹田は1番パー4でいきなりピンチに。ティーショットを左の崖下に打ち込み、グリーンに戻すまで2打を要した。それでも4メートルのパットを沈めてナイスボギー。4番でもボギーを叩いたが、8、16番で取り戻し、イーブンパーで回った。「あまりバーディーチャンスについていなかったので、我慢の1日だった」と振り返った。

難しい展開を助けたのはラウンド中の修正力。序盤はドライバーが左に逸れたが、「体が止まっていたので振り切るようにした」と対応。大きく乱すことなく、最終日の優勝争いに繋げた。

4月、KKT杯バンテリンレディスのツアー初優勝から2連続優勝を達成。ただ、前週は開幕戦のダイキンオーキッドレディス以来となる予選落ちだった。地元・熊本に帰省し、キャッチボールでリラックス。グラブはオリックス・山下舜平大投手と同じ型をオーダーしていた。「雨が降っていたので家の中でちょっとだけ」とはにかんだ。

今季6度目の最終日最終組。「攻めるところと守るところのメリハリをつけてやりたい」。成長著しい21歳が、4日間大会では初となるツアー3勝目を狙う。

THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe

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