マキシマム ザ ホルモン「ロックとは“最強の負け惜しみ”」活動26年の現在地に生田斗真「信頼関係すごい」

俳優の生田斗真さんと、家族ぐるみの仲だというマキシマム ザ ホルモンナヲさん、マキシマムザ亮君さんのきょうだい2人が『ボクらの時代』で鼎談。
ナヲさんとマキシマムザ亮君さんが、ロックや音楽、そして我が子に対する思いを語りました。

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マキシマム ザ ホルモン 現在地と目指す場所

バンド活動が26年目を迎え、圧倒的なキャリアとスキルを身につけてきた、マキシマム ザ ホルモン。
しかし、26年活動していてもいまだに「自信がないこと」を明かしました。

マキシマムザ亮君さんは「キャリアみたいなものは後輩もできて、『もうマキシマム ザ ホルモンは黒帯でしょ』とか言われているかもしれないけれど、マジでスキルが白帯すぎちゃって…。
もし本当に黒帯だったら余裕で生放送にバンバン出演しているのかもしれない」と明かしました。

一方でマキシマムザ亮君さんは、長年の活動で、ずっと心に持ち続けている思いも明かしました。

マキシマムザ亮君:
ただ、二十何年前からずっと白帯ではあったけど、でも絶対俺は、“金のチャンピオンベルト”はしていた。
白帯の奥に。

「ロックとは何か?音楽とは何か?」ってもし言われたとしたら、『最強の負け惜しみ』と思っている。
負け惜しみってちょっとダサいじゃん。でも勝てる負け惜しみしかないの、俺の中では。
就職もしなかったし、いろんな事での負けが積もり積もって、全部ロックになっている。

「そのロックで勝ったらいいんだ」って思っているから、だからそろそろ白帯とかを本当に変えていきたいけどね。
そうしないともう勝てない気がしちゃって。

マキシマムザ亮君さんの言葉に姉のナヲさんは、「もう、すごいのよ。亮がどんどん考えてくることが。
それを『うちらがやれるのかな、実現できるのかな、具現化できるのか』って思ったときに、もっと頑張らないといけないと思う。
亮がやりたいことにちょっとでも近づけたいなというのがある」と、心境を明かしました。

そんな2人に生田さんは「その信頼関係はすごい。お互いをちゃんとリスペクトしていて、愛情をすごく感じるから、本当にファンとしてはパワーをもらえる」と感心していました。

ナヲ「『ママ、かっこいい!』と思ってもらいたい」

一方、バンドメンバー唯一の女性で二児の母でもあるナヲさんに、生田さんは「子育てしながらバンド活動するって本当に大変だと思う」と質問。

ナヲさんは「(子供が)生まれて産後1カ月でスタジオでの活動を再開した。
保育園に子供を預けるときとか、(子供に)めちゃくちゃ泣かれる。
熱があるときとかは私の母にお願いして『仕事に行って来るね』って言って家を出ようとすると、背中越しに子供の泣き声がめちゃくちゃ聞こえるわけ。
(子供が)『ママ~!』って泣いているのを聞いて、私も泣きながら仕事に行った。

いつか絶対、そういうふうにやった(泣いている子供をお願いして自分は仕事に行った)けど、あのとき子供が我慢してくれて仕事に行かせてくれたから、今、こうやってお客さんも待っていてくれて、曲もできて、ライブもできるんだよって。
(子供に)『ママ、かっこいい!』って思ってもらいたいと思った」と、我が子への思いを語りました。

さらにナヲさんは成長した子供がライブに来てくれたことを明かし、
「フェスに子供が小さいながらも来てくれた。
他のお客さんと一緒に子供がヘッドバンギング(リズムに合わせて頭を激しく上下に振ること)して曲を一緒に歌ってくれているのとかを見たら(子供に対して)『ありがとう』と思うね」と子供たちが自らの活動の力になっていることを語りました。

そしてナヲさんは、「本当に周りの人に助けられた。
うちの親がいなかったら(仕事と育児の両立は)絶対無理だったし、マネージャーさんがいなかったら無理だった。
その状況を許してくれたメンバーもいた」と、周りの人の理解と助けが今につながっていることを明かしました。

(『ボクらの時代』 2024年5月19日放送より)

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