危険ブロック 撤去費用などを一部助成  来年1月31日まで 伊勢原市

危険ブロック塀等の定義

伊勢原市は、地震の際に転倒や倒壊の恐れがある危険ブロック塀等の撤去や、フェンス等の安全な工作物への入れ替えにかかる費用の一部を助成している。5月1日から今年度分の助成を開始。受付期間は来年1月31日まで。

この制度は2018年に大阪北部で発生した地震で、倒壊したブロック塀の下敷きになって小学生女児が亡くなったことを機に始まったもの。

補助の対象は、コンクリートブロック塀、組積造の塀、万年塀及びこれと一体の門柱ならびに基礎。危険ブロックの定義は、道路などに面し、地震の際に転倒、倒壊の恐れがあるブロック塀(道路面から1・2メートル以上かつブロック塀等の高さ60センチ以上)で、市の担当職員が事前に調査し、危険と判断したものが対象になる。

補助の対象となる工事と補助は、いくつか条件があるが、ブロック塀等撤去工事では一般道路が10万円、通学路は15万円を限度に補助。安全な工作物等設置工事においては、いずれも10万円が限度に補助される。2019年度から始まった同制度。市危機管理課の担当者によると、毎年20件ほどが補助制度を利用し、今年度は375万円の予算を計上し、予算額に達し次第受付が締め切りになる。「ブロック塀は年数とともに老朽化し、ひび割れや塀の傾きなどが起きることがある。所有者の方にはブロック塀の適切な維持管理のために制度を活用してもらえれば」と話す。

申請など詳細は市危機管理課【電話】0463・94・4865へ。

詳細は市ホームページで

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