茨城県神栖市の社会人落語サークル「結友亭(ゆうゆうてい)」は18日、同市土合本町のはさき地域交流センターで初めての落語会を開いた。男女5人が高座に上がり、軽妙な語り口で集まった人たちを楽しませた。
同サークルは2023年12月に結成。メンバーは、まくらで「落語で縁起がいいのは泥棒が出てくる話。お客さんの心を盗めるから」などと話して観客を引き込んだ後、「たけのこ」「青菜」「転(てん)宅(たく)」などの演目を披露。身ぶり手ぶりを交えながら声色や表情をころころと変え、泥棒や武士、夫婦などを面白おかしく演じた。最後に「オチ」が語られると、会場に拍手と笑いが巻き起こった。
千葉県銚子市から訪れた男性(69)は「5人それぞれに個性があり、大変面白かった。良い午後のひとときを過ごせた」と満足した表情だった。