<中国人観光客が見た日本>「肉食動物」の私の夫がサラダを食べるようになった

日本を訪れた中国人観光客の女性が、夫の食生活の変化や日本に対する印象を旅日記につづった。

日本を訪れた中国人観光客の女性が、夫の食生活の変化や日本に対する印象を旅日記につづった。以下はその概要。

東京を訪れる外国人観光客はとても多い。そして彼らと地元の人にはとても大きな違いがある。もしバスの中で、マスク姿で静かにうつむいてスマホをチェックしている人を見掛けたらその人はきっと地元の人だ。ミーアキャットのようにきょろきょろしている人はきっと外国人。どこの国の人かは肌の色や特徴で見当がつく。

ホテルの部屋から外を見ると、周囲の建物は形が不規則で平べったく、道も建物と建物の間隔も狭いことに気付くだろう。これらは私有地、個人の建物だ。だから、このようにひしめき合っているように見える。全体的に見るとこうした状況は東京が最も深刻で、京都と大阪ではやや緩和されている。

経験から言うと、私は客が全員外国人観光客というお店はお薦めしない。味もサービスも普通に思えるからだ。彼らは恐らく、ネット上の情報を見て訪れているのだろう。私は日本人がよく行くお店を探すことを提案する。

ここで簡単に補足説明すると、日本では果物がぜいたく品で、野菜も値段が高い。いずれにせよ、「肉食動物」の私の夫は朝、野菜サラダを食べるようになった。日本に行ってから夫の食生活はかなり健康的になっている。

私が日本のコンビニエンスストアで買ったいろいろなお菓子は、中国とは違う味がした。ナッツ類は本来の味に近い、スナック菓子は甘くもありしょっぱくもありといった具合で特においしいと思えるものには出会えなかったが、小さなチョコレートケーキはかなり甘かったもののなかなかだった。

私の日本に対する印象は、「あまりにも早く繁栄したために多くの地域で既視感が1970年代、80年代にとどまる国」「大部分の土地は私有地で全体的な更新サイクルが長く、中国の一般人の視点で見ると建物は古く、道路は狭く、電子決済などの立ち遅れもある」だ。環境保護、リサイクル、節約の面では努力しているが、経済の改善などでは後退すら感じられる。(翻訳・編集/野谷)

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