カブス・今永昇太がまたも快投 9先発で防御率0.84は歴代最高

【パイレーツ0-1xカブス】@リグレー・フィールド

日本時間5月19日、カブスは本拠地リグレー・フィールドでのパイレーツ4連戦の3戦目を迎え、両軍無得点で迎えた9回裏にクリストファー・モレルがタイムリーを放って1対0でサヨナラ勝ち。同地区対決4連戦は3戦目を終え、カブスの1勝2敗となった。カブスは7回4安打無失点の快投を見せた今永昇太を援護できなかったが、3番手のヘクター・ネリスが4勝目(0敗)をマーク。パイレーツも8回途中3安打無失点のベイリー・フォルターを援護できず、3番手のデービッド・ベッドナーが3敗目(2勝)を喫した。

パイレーツのフォルター、カブスの今永と両先発が立ち上がりから安定したピッチングを見せ、両軍とも二塁すら踏めないまま試合は6回を終了。カブスは7回表二死から連打で1・2塁のピンチとなったが、今永が8番マイケル・A・テイラーを空振り三振に仕留め、パイレーツに先制点を与えなかった。8回表を2番手のマーク・ライターJr.が三者三振に抑えると、8回裏に初めてチャンスが到来。ところが、一死1・3塁の好機を生かせなかった。しかし、9回裏一死からコディ・ベリンジャーが二塁打でチャンスメイクすると、続くモレルがセンターへタイムリーヒットを放ち、1対0でサヨナラ勝ち。緊迫の投手戦をモノにした。

打線の援護がなく、6勝目を挙げることはできなかった今永だが、7回88球を投げて被安打4、奪三振7、与四球0、失点0の快投。デビュー9先発での防御率0.84は防御率が公式記録となった1913年以降、歴代1位の記録となった(オープナーを除く)。1981年に大旋風を巻き起こしたフェルナンド・バレンズエラ(ドジャース)の防御率0.91をも上回る数字であり、今季メジャー全体でもトップをキープしている。一方、「2番・右翼」で2試合ぶりのスタメン出場となったカブスの鈴木誠也は好守で今永を助ける場面もあったが、打撃では4打数ノーヒット。打率は.270、OPSは.791となっている。

The post カブス・今永昇太がまたも快投 9先発で防御率0.84は歴代最高 first appeared on MLB.JP | MLB日本語公式サイト.

© MLB Advanced Media, LP.