冠水情報を一目で確認 佐世保市がモニタリングサイト開設 長崎県内自治体で初

道路冠水モニタリングシステムの画像例

 梅雨を前に佐世保市は、市道の冠水情報を市民に知らせるモニタリングサイトの運用を始めた。市内で過去に冠水したことがある主要市道の9カ所に観測地点を設け、パソコンやスマートフォンで最新情報を確認することができる。

冠水情報を知らせるため設置された監視カメラやセンサー=佐世保市内

 市によると、冠水情報をモニタリングするサイトの開設は長崎県内自治体で初めて。市内では大雨と満潮が重なる場合などにたびたび冠水する市道があり、市民の防災行動や市職員らの迅速な対応に役立てようと開設した。
 9カ所は、ハウステンボス町の海岸線や江迎町三浦の新橋線、鹿子前町の佐世保相浦循環線など。監視カメラや冠水センサー、水位計を設置し、平常時は1時間ごと、冠水時は10分ごとに画像が更新される。夜間も確認することができる。
 市はサイトのお気に入り登録を呼びかけ「冠水する恐れがある道路を利用する際は迂回(うかい)路を事前に確認したり、冠水時に無理して道路を通らないようにしてほしい」としている。
 市のホームページからアクセスできる。

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