7回0封・今永昇太の発言にまた米爆笑 カフェの店員に「コロコロ変わる奴だなと思われている」

本拠地パイレーツ戦に先発したカブスの今永昇太【写真:Getty Images】

また7回無失点…デビューから9先発で防御率0.84

米大リーグ・カブスの今永昇太投手は18日(日本時間19日)、本拠地シカゴで行われたパイレーツ戦に先発し、7回を4安打無失点、7奪三振の快投を披露した。6勝目こそならなかったが、防御率を0.84まで良化させ、米記者はこれが過去112年間で最高の数値だと指摘。本人は試合後会見で「ダンキンドーナツが……」とシカゴでの生活の一端を披露し、報道陣の笑いを誘っている。

今永は初回、先頭のマカッチェンに四球を与えたものの、落ち着いた投球で後続を抑えた。7回には2死からの連打で走者一、二塁のピンチを背負うが、テイラーを空振り三振に仕留めマウンドで雄叫び。この回限りでマウンドを降りた。自身に勝敗はつかなかったものの9回にチームがサヨナラ勝ちを収めた。

試合後の会見で今永は、シカゴの街で気づかれることはないのかという質問に対し「まだそんなに出歩いているわけではないので、球場の往復と、行きにダンキンドーナツのカフェラテを買うというルーティンしかない。街を歩いた時に声をかけてもらうような活躍をしたいですね」と、日常生活の一端を明かしている。

さらに「ダンキンドーナツでは気づかれないのか」と畳みかける米記者に「スモールアイスラテかミディアムアイスラテか、決まってないんですけど、コロコロ変わるやつだなと思われていると思います」と答えると、会見場は爆笑に包まれた。

今永のデビューから9先発で記録中の防御率0.84は、MLB公式のサラ・ラングス記者が自身のX(旧ツイッター)で行った投稿によれば、防御率が両リーグで公式記録となった1913年以降最高の数字(オープナーでの登板を除く)。また新人という枠を取り払っても、1920年以降のいわゆる「飛ぶボール」時代でみれば2021年のジェイコブ・デグロムが記録した0.62、1966年のホアン・マリシャルの0.69、2009年のザック・グレインキーの0.82に次ぐ史上4位だという。

THE ANSWER編集部

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