「サクラコナギラ」披露 由志園「バラ百選」に新品種 出雲出身 柳楽さんの名を命名

披露された新品種「サクラコナギラ」を撮影する来園者=18日、松江市八束町波入の日本庭園由志園

 日本庭園・由志園(松江市八束町波入)で18日、出雲市出身でフランス在住の事業家、フローランタン柳楽桜子さんが監修したバラの展示「バラ百選」が開幕した。柳楽さんの名が付いた新品種「サクラコナギラ」が披露された。6月2日まで。

 柳楽さんは、日仏間の経済文化交流を公私で支え、欧州バラ新品種コンクール公認審査員を務めるなど、バラに関しても第一線で活躍している。披露されたサクラコナギラはフランスで育成され、2022年に柳楽さんの名前から命名された。八重桜を連想させる花の姿が特徴で、12月ごろまで次々と咲くという。

 18日は柳楽さんや、22年のフランスでの命名式に立ち会った外務省の宝田あづみさんらが参加して披露のセレモニーが行われ、フランスでのバラの命名式に倣って柳楽さんらがサクラコナギラにシャンパンを振りかけた。

 柳楽さんは「出身の島根県にある素晴らしい日本庭園で皆さんに見ていただくことができうれしい。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたい」と話した。

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