「これはヤバすぎる大きさ」 通学路に現れた巨大動物に戦慄 緊張の捕獲作戦が話題に【米】

フロリダ州では100万頭以上が生息しているというワニ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

気温が上がり、動物や虫たちの動きも活発になる季節になってきました。人が住んでいるエリアに出没し、畑を荒らしたりする害虫や害獣には気をつけたいところ。アメリカ・フロリダ州では、小学生の通学路に巨大ワニが現れ、近くの住民たちを恐怖に陥れる騒ぎになりました。捕獲までの一部始終の動画を、保安官事務所が公式Xアカウント(@SheriffPinellas)で公開し話題になっています。

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捕獲業者の「止まれ!」の声にひるむ巨大ワニ

「完全に恐竜」と言われるほどの巨大ワニが現れたのは、フロリダ州のメキシコ湾岸に位置するピネラス郡。現地の保安官事務所は5月14日、小学生たちが通学でよく利用する小道にワニが出たという通報を受け、急行しました。するとそこには、約3.8メートルの巨体をのっそのっそと揺さぶりながら歩くワニの姿が。

保安官はすぐにフロリダ魚類野生生物保護局(FWC)へ連絡。一般市民が小道周辺に近づかないようにフェイスブックで周知しました。

捕獲業者が到着すると、ワニの捕獲作戦がスタート。大きな巨体を揺らしながら近づいてくるワニを業者が「止まれ!」と威嚇すると、ワニは少しひるんだ様子でお腹を地面につけ、その場にとどまりました。

「いい子だ、いい子だ」と言いながら数人でワニを取り囲み、制圧。業者のひとりがワニの背に馬乗りになり、口をテープでぐるぐる巻きにし、あっという間に捕獲に成功しました。その後、ワニはFWCによって人口の少ない地域へ運搬されたそうです。

捕獲の様子が保安事務局の公式Xアカウントで公開されると、リプライ(返信)や引用リポストには「捕まえてくれてありがとう!」「これはヤバすぎる大きさのワニだ!」「フロリダの野生ワニのこのサイズ……」などの声が寄せられています。

「ここはフロリダです。水辺があれば、ワニがいる可能性が十分です。いつも注意を怠らず、子どもたちにも警戒するように指導してください」と、保安官事務所は警鐘を鳴らしています。

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