●文:おもちのビート ●まとめ:月刊自家用車編集部
愛車はビートとセルシオ!おもちのビートch
月刊自家用車Webをご覧のみなさま、はじめまして。私はYouTubeで動画投稿を行っている「おもちのビート」チャンネルのおもちと申します。2019年8月からホンダビートの車載動画をメインとした「おもちのビート POV Drive CH」を投稿し、ありがたいことに、チャンネル登録数が約4万2000人を突破。
YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive ch】”最新動画↓
当初はビートの車載動画だけをアップしていましたが、今ではもう1台の愛車であるトヨタセルシオの動画や、価格が高騰している90年代の国産スポーツカーなどを借りた時の様子などもアップしています。
某走り屋漫画のAE86から…
ランボルギーニのようなスーパーカーまで色んなクルマに乗ります。
おもちのビートの『ビート』は純正仕様&最新アイテムがコンセプト
ご縁談があり、2019年1月に個人売買で購入。(元々は中学の同級生のお父さんが所有していた車でした)「純正仕様、でも所々最新のアイテムを取り入れる」という自分の中のコンセプトのもと、経年劣化等により交換やオーバーホールが必要な部品はそれぞれ対応しながら所有を続けています。
自分が経験した部品交換や修理などは、他のオーナーやビートの購入を検討している方に向けて、内容を動画で発信しています。ありがたいことに「おもちさんの動画を見てビートを購入しました」という方もいらっしゃいます。
そんなホンダビートの魅力とは一体なんなのでしょうか・・・?
ビートの魅力 その1 公道でアクセル全開加速ができる!
ビートに搭載されているE07AエンジンはNAの3気筒SOHCですが、レッドゾーンのある8500回転まで綺麗に回ります。ホンダの回して楽しいNAエンジンといえば、真っ先にVTECを思い浮かべる人が多いでしょう。 ですが、公道でレッドゾーンまでぶん回してしまうと免許が何枚あっても足りません。
― それがビートだと…?
ビートは逆で、エンジンを回さないと走ってくれません!特に「幹線道路の先頭信号待ち」なんかは、青信号になった瞬間にアクセル全開で加速します。後ろが詰まっちゃいますからね。
某赤色のシビック乗りも言っていましたが、この時の「レッドゾーンまで一気に吹け上がる陶酔感が死ぬほどいいぜたまんねぇ」になるわけです。
すごく頑張って加速して、スピードメーターをチラッと見ると「60km/h」の表示。追越車線には、私の車を楽々と追い抜くファミリーカー。制限速度内で、アクセル全開でガンガンいけるのがビートなんです。
ビートの魅力 その2 ワインディングも安全で楽しく走れる
街中を走るだけでも非常に楽しいのですが、ワインディングなどのクネクネした道も最高です。
MRという駆動方式であることからハンドリングが気持ち良いというのは想像しやすいのですが、意外にもアンダーステア気味にセッティングされています。これはビートのターゲット層が「免許取得して間もない若者」であったことから、安全面に考慮してこのようなセッティングになっているのです。
このバランスが絶妙で、しっかりと荷重を移動してあげればちゃんと曲がる、そうでなかったら曲がらない、というのが運転しているとわかります。カーブの内側にグルッと巻き込むような挙動もないので、普通に走っていれば怖い思いをすることもないでしょう。
着座位置が低くて体感速度が高く、エンジン音が普通の車よりも賑やかなので、「運転している本人は走り屋気分。でも外から見たら、ただゆっくり峠道を走っている小さな軽自動車」、そんな状況になっていることが非常に多いのです。
気持ちよく峠道を走っていたら、自分のうしろに速い車が引っ付いていた・・・なんてことも多々あります。(その際は道を譲ってあげましょう)
ビートの魅力 その3 古いクルマなのに、意外と維持ができてしまう
「30年以上前の車だから故障とか連発するんじゃないか?」と思っている方も多いと思います。私も実際に購入する前に懸念していたのはやはり故障でした。
いざ所有を始めると、走行中に動かなくなってしまうという大トラブルに見舞われたことは一度もありません。もちろん、古い車なので経年劣化したパーツなどは新しいものに交換する必要があります。
ですが、軽自動車なのでものすごく高額な部品等はなく、消耗品類も安価であるため維持自体は意外と大丈夫でした。ビートというクルマは、新車から30年以上ずっと乗り続けている人も多数存在します。楽しい車というのも勿論ですが、おそらく「絶妙に維持できてしまう」というところも理由の一つかなと思います。
― でも無視できない弱点も…
・エアコンは基本的に壊れます。・雨が降ると基本的に雨漏りします。
↑の2点はこの車の最大の弱点だと思っています。
ビートだけの楽しさ、魅力に取り憑かれる人続出中
スペックだけで見ると他の軽スポーツ(ビートは正式にはミッドシップアミューズメントという名称)に劣るかもしれませんが、実は所有したことのある人・運転したことのある人しか知らない魅力が盛りだくさんです。
昔に比べると中古価格は上がってきましたが、まだまだ手の届く範囲です。
興味のある方、よかったら1台どうですか?
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