都市対抗野球福島県大会、エフコムV3

県大会3連覇を果たしたエフコムBC=あづま球場

 第95回都市対抗野球1次予選県大会は18日、福島市のあづま球場で準決勝と決勝が行われた。決勝では、エフコムBC(伊達市)がオールいわきクラブ(いわき市)を8―1の7回コールドで破り、3連覇した。前身の富士通アイソテックベースボールクラブ時代を含めると通算9度目の優勝。JABA県野球協会などの主催。

 エフコムBCと、オールいわきクラブは6月6日から、岩手県で開かれる2次予選東北大会に出場する。東北大会の上位2チームが7月の全国大会に出場する。県大会には10チームが出場し、トーナメントで争った。最高殊勲選手賞に小川桂斗(エフコムBC)、敢闘賞に高木陸(オールいわきクラブ)、首位打者賞に鈴木俊也(同)が輝いた。

▽準決勝
EKCBC習志野SEALS
 000000000|0
 11001000×|3
エフコムBC

全白河野球ク
 0000001|1
 412400×|11
オールいわきク
(7回コールド)

▽決勝
オールいわきク
 1000000 |1
 0001043X|8
エフコムBC
(7回コールド)

 ルーキー島崎、勝負強く

 エフコムBCのルーキー島崎開史(福島大卒)が勝負強い打撃で、3連覇をたぐり寄せた。決勝では今大会初の先発起用に応えて3安打3打点。島崎は「つながりのある攻撃を意識した結果」と胸を張った。

 見せ場は1―1の同点で迎えた6回。1死一、三塁の場面で中堅手を越える適時三塁打を放って、勝ち越しに成功。「楽に打席に入れた。来た球に素直にバットを出せた」と振り返った。

 東北大会に向けては「まだ自分は主役になる力はない。自分の役割を全うして、チームに貢献したい」と意気込んだ。

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