ヘンリー王子とメーガン妃 ナイジェリアを無料チャーター機で移動し偽善と批判される

ナイジェリアを訪れたヘンリー王子とメーガン妃(ロイター)

ハリー王子とメーガン妃が先日のナイジェリア訪問で、ナイジェリア国内の664マイル(約1068キロ)を無料チャーター機で移動したことで、二酸化炭素を約12トン排出したとして、批判された。英紙ミラーが18日、報じた。

ヘンリー王子とメーガン妃は気候変動に反対する声を上げていることで知られる。ナイジェリアのアブジャからラゴスまでの往復1068キロを無料チャーター機で移動した。約12トンの二酸化炭素が排出されたという。

チャーター機を提供したナイジェリアの航空会社エア・ピースのスタンリー・オリサ氏は「チャーター機に乗ったのは王族とその側近たちだけだった。他の乗客と一緒に飛行していませんでした。私たちは彼らが王族であることを理解しているので、機内では最高級の待遇を与えました。彼らは望むものはすべて与えられました。それは特別な経験でした。そして夕方には飛行機でアブジャに戻りました。すべてが無料でした」と語る。

ナイジェリアの要人も同乗し、120人席のチャーター機には15~20人が乗ったという。

これに気候変動慈善団体のロブ・ブライアー氏は「気候変動問題を公にキャンペーンしているヘンリー王子やメーガン妃は、二酸化炭素の排出量を削減する必要があることは分かっているはず。偽善以外の何ものでもありません」と批判した。

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