シニアが1年間で孫へ使う平均金額は10万8134円
ソニー生命保険株式会社が、全国の50歳~79歳の男女を対象に2023年7月27日~7月28日で実施した「シニアの生活意識調査」によると、シニアが1年間で孫へ使った金額の平均は10万8134円です。
最も多かったのは「5万円~10万円未満」という回答で、全回答者の27.5%を占めています。
そのため、誕生日以外で孫へお金を使う機会が少ない場合は、5万円をプレゼントしても一般的だといえるでしょう。
誕生日以外にも孫へお金を使っている場合は、年間で孫へ使う金額によって、誕生日に渡す妥当な金額は異なります。
例えば「孫との外食で年間3万円、お年玉1万円、誕生日以外にあげたプレゼントが合計3万円」であった場合です。
誕生日以外で7万円を使っているため、1年間で孫へ使う平均金額である10万円におさめるには、誕生日に渡す金額は3万円程度が妥当といえます。
誕生日以外にも孫へお金を使っているのであれば、1年間で孫へ使う平均金額である10万円を目安に調整するとよいでしょう。
また、2022年の同調査では、シニアが1年間で孫へ使う平均金額は11万9413円でした。
前年と比較すると、減少傾向にあることが分かります。
物価の上昇などから、孫へ使う金額についても見直す方が多い傾向にあると考えられるでしょう。
孫に使うお金は何が多い?
ソニー生命保険株式会社が2023年に実施した「シニアの生活意識調査」によると、孫へ使った金額として最も多かったのは「おこづかい・お年玉・お祝い金」です。
次いで「一緒に外食」も多い結果となっています。
そのほか「一緒に旅行・レジャー」や、プレゼントを購入するという回答も多くありました。
孫へのプレゼントとしては、具体的には以下のようなものが購入されています。
__●衣類
●おもちゃ、ゲーム
●本
●ランドセル、机などの学用品
●自転車、三輪車__
孫が日常的に使うものが、プレゼントとして選ばれる傾向が高いといえます。
また、2022年度の同調査と比較すると「一緒に外食」という回答は6.2%上昇しています。
「一緒に旅行・レジャー」という回答も3.4%上昇しているため、新型コロナウイルスによる外出自粛が緩和されたことで、孫と外出する機会が増えていると考えられるでしょう。
孫との旅行やレジャーにかける金額が多い場合は、誕生日に5万円を渡すのは多いかもしれません。
孫へ使う金額は年間で5万円~10万円が妥当
シニアが1年間で孫へ使う平均金額は、2023年の結果では10万8134円です。
また「5万円~10万円未満」という回答が最も多くなっています。
そのため、孫へ渡したり孫と出掛けたりする金額として、年間での金額が5万円~10万円であれば妥当といえるでしょう。
内訳としては「おこづかい・お年玉・お祝い金」や「一緒に外食」と回答している方が多い結果となっています。
衣類や学用品など、孫が日常的に使うものをプレゼントするためにお金を使う方も多いようです。
出典
ソニー生命保険株式会社 シニアの生活意識調査2022
ソニー生命保険株式会社 シニアの生活意識調査2023
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー