マッサージチェアの価格帯は?
マッサージチェアは、さまざまな価格の商品が販売されています。
マッサージチェアの価格は10万円台~40万円台の商品が中心で、安いものでは2万円台から、高いものになると100万円以上の商品もあります。
価格の差は、付いている機能の違いからくるものです。
10万円台~20万円台の製品は、サイズも小さめで、機能もシンプルなものが多いといえます。
一方、高価格帯の商品ではサイズが大きかったり、高品質な素材が使用されたりなど、デザインが洗練されていることが多いでしょう。
また、より高度で複雑な、以下に示したような機能が搭載されている傾向があります。
__●AIを搭載し、一人ひとりの体形や凝り、疲れの状態に合わせて、凝っている部分を施術 できる
●プロのマッサージ師にやってもらっているかのようなマッサージを受けられる
●ストレッチ機能がある__
100万円などの高価格帯のマッサージチェアは、上記のような高い機能を備えているのに加え、高級な素材を使用しており、耐久性も高い設計になっているケースが多いです。
高額なマッサージチェアの購入は無駄遣い?
マッサージチェアを購入することで、いつでも手軽にマッサージができます。
マッサージ店の予約や時間の確保などは必要なく、足が不自由な人や時間がない人でも自宅で手軽にマッサージを受けられます。
ただし、マッサージチェアには10万円台~40万円台の商品が多いことを考えると、100万円のマッサージチェアはお金をかけすぎていると思う方もいるかもしれません。
また、あまり使用しない場合はマッサージを受けに行く方が費用を抑えられる可能性があります。
100万円のマッサージチェアが「無駄遣い」かどうかは、機能を使いこなせるかや長期間にわたって使用できるかがポイントとなるでしょう。
高額なマッサージチェアの購入メリット
マッサージチェアが自宅にあるメリットは、以下の通りです。
__●リラックス効果が期待できる
●マッサージ店に行かない分、時間とお金の節約になる
●いつでも好きなときにマッサージを受けられる
●疲労回復や血行の促進、筋肉の疲れや凝りをとるなどさまざまな効果が期待できる
●自分好みのマッサージコースを設定できる
●ストレッチ機能など、マッサージだけではない機能を搭載したモデルもある__
マッサージチェアと訪問マッサージのコストを比較
70歳の時点で100万円のマッサージチェアを購入すると、故障などを考慮せず90歳まで使用した場合、使用期間は20年間です。
1年間のコストは5万円となり、1ヶ月当たりの金額は約4200円です。
一方、歩行が困難な場合など、医師が必要と認めた人が自宅や介護施設などにおいてマッサージを受けられる「訪問マッサージ」があります(健康保険適用、対応エリア内)。
1回当たりの料金は、健康保険証の負担割合が1割の場合300円~600円が目安で、利用回数は週2~3回程度が一般的といわれています。
この制度を利用する場合のコストを見てみましょう。
仮に1回当たりの費用を400円とし、週3回利用すると、1ヶ月当たりの費用は4800円となります。
マッサージチェアの費用は月に約4200円で、比較するとマッサージチェアの方が安くなるため、一概に100万円のマッサージチェアが無駄遣いとはいえないでしょう。
高額ではあるが、長期的に見ると無駄遣いとはいえない面がある
100万円は非常に高額であり、またマッサージチェアにはさまざまな価格の商品があるため、人によっては100万円のマッサージチェアを購入した家族に対して“無駄遣い”と感じるかもしれません。
しかし、訪問マッサージとのコストを比較した場合、長期的に見ると無駄遣いとはいえない面があります。
また、高価格帯のマッサージチェアがあることで、時間を選ぶことなくマッサージができるのに加えて、自分に適したメニューを設定できるなど、多くのメリットもあるでしょう。
100万円のマッサージチェア購入は、心身のリフレッシュや健康維持のための投資ともいえます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー