21歳・竹田麗央、大会新-14で逆転V! 3勝目で年間ランク首位再浮上、河本結は5年ぶりVならず【女子ゴルフ国内ツアー】

ブリヂストンレディスで優勝した竹田麗央【写真:Getty Images】

ブリヂストンレディス最終日

女子ゴルフの国内ツアー・ブリヂストンレディスは19日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6731ヤード、パー72)で最終日が行われた。1打差の2位で出たツアー通算2勝の21歳・竹田麗央(りお・ヤマエグループHD)が6バーディー、2ボギーの68で回り、大会記録を1打更新する通算14アンダーで逆転優勝。4月のKKT杯バンテリンレディスでツアー初Vを果たしてから、6戦3勝となった。首位で出た河本結(RICOH)は通算12アンダーで5年ぶりの2勝目はならず。2年連続年間女王の山下美夢有(加賀電子)と並び2位となった。

今季国内ツアーの主役になっている竹田。出だし1番パー4からの3連続を含み、6番までに5つのバーディーを奪って一気に河本を逆転。後半は一転、10番パー4でこの日最初のボギーを叩くなど我慢のゴルフが続いた。河本、2年連続年間女王の山下美夢有が迫る中、粘りのプレー。16番パー5でようやくバーディーを奪い、2人に4打差をつけて勝利を大きく手繰り寄せた。

竹田は17番パー3でボギーを叩くが、最終18番パー5はパーで通算14アンダー。優勝で山下、河本とハグを交わして健闘を称え合った。4日間大会では初優勝。これで年間のメルセデス・ランキングでは首位に返り咲いた。

表彰式での優勝スピーチで竹田は「先週、予選落ちしてすごく悔しくて、今週また頑張ろうと思って大会をスタートした。初日からいいゴルフができ、優勝することができて嬉しいです。このコースは初めて回ったんですけど、練習ラウンドから難しいなという印象。どうやってバーディー獲ろうかと思っていたけれど、ドライバーとパッティングが好調で、最後まで自信をもってプレーできた。4日間大会で初めて優勝できて嬉しい。4勝目を目指して頑張ります。ありがとうございました」と笑顔でコメント。ギャラリーの拍手を浴びた。

竹田は4月のKKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝。翌週のフジサンケイレディスも制し、史上4人目となるツアー初優勝からの2週連続優勝を達成した。今大会で初優勝から6戦3勝。1993、94年賞金女王・平瀬真由美の姪で、母・哲子さんも元プロゴルファー。6歳でゴルフを始め、2021年11月の最終プロテストに合格。アマチュア時代から逸材と言われた21歳がまた一つ栄冠を手にした。

首位で出た河本は12、13番と連続でバーディーパットを惜しくも決められず。3バーディー、2ボギーとスコアを伸しきれず、通算12アンダーで2位。2019年3月のアクサレディス以来5年ぶりのツアー2勝目を逃した。今季初優勝を狙った山下は後半3連続バーディーなどボギーフリーで回ったが、河本と並ぶ2位だった。

THE ANSWER編集部

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