ウェストハム戦の衝突は過去のこと「お互いに助け合いすべてを捧げてきた」エースのサラーがクロップ監督との思い出を振り返る

写真:クロップ監督との思い出を振り返ったサラー

リヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーは、2017年の夏に加入して以来、世界でトップレベルの選手に成長した。サラーはユルゲン・クロップ監督とともに歩んできた7年間を『Sky Sports』のインタビューを通じて振り返っている。

2017年の夏にローマから移籍を果たしたサラーは、リヴァプールで通算348試合に出場し、211ゴール89アシストを記録。クロップ監督とともに近年躍進したリヴァプールの象徴として、さまざまなタイトル獲得に貢献している。

サラーはローマから移籍してきた当時を回想し、今シーズン限りで退任の決まっているクロップ監督との思い出を振り返った。

「最初に電話した時、彼(クロップ監督)が僕をここに来てほしいと願っていたことが心に残っている。彼はクラブを新しいチームに作り上げているところで、サディオ(マネ)やボビー(フィルミーノ)と僕を一緒にプレーさせたいと説明してくれた」

「そして彼は『君のサッカーを向上させて、君がやりたいことをする自由を与える』と言った。それで僕は『わかった。移籍するよ』という感じになった。その後のこと(活躍)は皆さんの見ての通りだ」

「僕たちは7、8年ここで一緒にいるので選ぶべき瞬間が多すぎるが、プレミアリーグで優勝したこと、そしてチャンピオンズリーグでも優勝したことは、多くの感情を生み出したので心に残っている」

現地時間4月27日に行われたウェストハム戦で、サラーとクロップ監督が衝突したことで、両者の不和が囁かれていたが、今となっては沈静化した。サラーは「選手として成長させてくれた」と語り、クロップ監督の人間性を高く評価し、以下のように続けた。

「僕もまた、監督である彼を助けてきた。トロフィーを勝ち取るために、僕らはお互いに助け合いすべてを捧げてきた」

「困った時には彼に話しかけて、一人の人間として質問できる人であると学ぶことができた。僕たちは今後もコミュニケーションを取り続けると思う。仕事だけの関係ではなく、それ以外のことも永遠に連絡をするつもりだ」

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