持っていた飲み物を飲んで夜を明かす 秋田・鹿角市の山林で遭難の60代女性は自力下山

18日、秋田県鹿角市の山林で行方不明となっていた60代の女性は、19日午前に発見されました。

行方不明となっていたのは、秋田県能代市の60代の女性です。鹿角警察署によりますと、女性は18日午前6時ごろから、夫と親族の3人で、秋田県鹿角市十和田大湯の山林に入りタケノコ採りをしていましたが、姿が見えなくなり、夫から知らせを受けた山の管理人がきのう午前9時半ごろに警察に通報していました。
同じ鹿角市十和田大湯地内の山林では18日午後、警察官2人がクマに襲われけがをしていて、地上での捜索活動が行われていませんでしたが、19日午前7時40分、行方不明となっていた女性が林道に出てきたところを警察が発見、保護しました。
女性は「沢に落ちた」と話していて、持っていた飲み物を飲んで夜は行動を控え、明るくなってから林道まで自力で歩いたと話しているということです。目立った傷はありませんが、脱水症状があり、救急車で市内の病院に運ばれています。

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