【保険薬局経営者連合会】夜間休日リスト「国防の一環として薬局は協力すべき」山村会長

【2024.05.19配信】保険薬局経営者連合会(薬経連)は5月19日、都内にて「薬経連フォーラム2024」を開催した。

フォーラムの中で講演した薬経連会長の山村真一氏は、夜間休日の薬局対応リストに触れ、国防の一環として薬局は協力すべきだとの考えを示した。
夜間休日の薬局対応リストに関して、「非会員・会員の扱いなどが業界紙で問題視する声が報道されているが、根底を見ないといけない」と指摘。コロナ禍を経た感染症危機対応は国を挙げての課題となっているとし、「その上で薬局対応のリスト化がある」と語った。「大きくいうと国防の一環として、薬局は国に貢献し国民を守る意識が必要ではないか」と話した。

国の各種検討会に出席している医療法人社団悠翔会理事長・診療部長の佐々木淳氏から「薬局連携は幻想」と指摘されていることにも触れた。
佐々木氏は在宅医療で活動されている医師であり、単なる誹謗中傷ではないとしつつ、ただ「そこまで言われて黙っていていいのかとも思う」と指摘。リスト化を通しながら「連携で何ができるかを洗い出すことも必要」とし、不十分という指摘に対しては薬局も「早急に根底からやり直す必要があるのではないか」との見解を示した。

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